開催場所に宿泊して研修を受ける宿泊研修ですが、目的やメリットが明確でないという悩みはないでしょうか。また、研修会場となるホテルなどの宿泊施設選びに苦労している研修担当者も多いでしょう。 そこで今回は、宿泊研修の目的やメリット・デメリット、施設の選び方を解説します。プリンスホテルで開催する宿泊研修のおすすめポイントも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
宿泊研修とは何をする?目的も解説
宿泊研修とは宿泊付きで開催する研修ですが、具体的に何をするのでしょうか。
通常の出勤時間にあたる日中は、研修を受けます。通常の研修と異なるのは、食事や休憩、寝るまでの時間なども参加者同士が行動を共にすることです。
受講者だけでなく、講師や運営担当者など、研修にかかわるすべての人が研修を行う施設に宿泊するのが一般的です。期間は1泊2日や2泊3日の短期研修もあれば、数週間から半年間の中長期のものなど内容により異なります。
研修内容には技術研修や新入社員研修といったそれぞれの目的はありますが、宿泊研修には「研修の効率化」や「親睦を深める」など、宿泊だからこその目的もあります。
宿泊研修を行うメリット4選
宿泊研修の成功には、開催によりどのような効果が期待できるかを理解しておくことが重要です。ここでは宿泊研修を行う、4つのメリットを紹介します。
集中して研修に取り組める
集中して研修に取り組めるのが、宿泊研修のメリットです。参加する社員は、日々の業務から離れて泊まり込みで研修を受けるため、期間中は研修内容だけに集中できます。
日帰り研修の場合、連日開催しても職場に戻ったり自宅に帰ったりするため、期間中であっても研修だけに集中することはできません。研修会場への移動にも時間を取られてしまいます。
宿泊研修の場合、食事や寝る場所の準備もされているので、研修だけに集中することが可能です。移動もないため、時間の有効活用もできます。
寝食を共にするため社員同士の仲が深まる
研修に参加する社員同士の仲が深まるのもメリットです。仲が深まれば参加者同士のつながりが生まれるので、通常業務への良い効果も期待できます。
参加する社員が、研修時間以外のさまざまな時間を共にするのが宿泊研修の特徴です。食事や休憩はもちろん、相部屋で寝ることもあります。また、懇親会でお酒を飲むケースも少なくありません。
寝食を共にするため、参加者同士の自然なコミュニケーションを促せます。普段は会うことのない職場や部署が異なる社員同士の仲が深まれば社内の風通しも良くなるので、通常業務への良い効果も期待できるのです。
社員のモチベーション維持が期待できる
研修だけに集中する環境をつくれるので、社員のモチベーション維持が期待できるのもメリットです。
連日開催の研修でも、一度帰宅したり職場に戻ったりすると、研修の緊張感は途切れてしまいます。移動が伴うので、一度離れると研修自体が面倒になってしまうケースもあるでしょう。
宿泊研修なら、研修時間後も同じ研修を受けている社員と過ごすため、適度な緊張感を維持できます。また、宿泊施設に泊まる特別感もモチベーション維持につながるでしょう。
社員のリフレッシュに効果的である
通常業務から離れて開催される宿泊研修は、社員のリフレッシュにも効果的です。普段とは異なる環境で研修を受ければ、社員の気分転換につながるでしょう。
朝から夜まで研修詰めもいいですが、メリハリのある一日を過ごしてもらうのも宿泊研修の効果アップにつながります。
例えばホテルで宿泊研修を行った場合、休憩時間に中庭やテラスで過ごしたりカフェで一息ついたりすることも可能です。気分転換できる環境のある宿泊研修なら、社員にリフレッシュしてもらえるでしょう。
宿泊研修を行うデメリット2選
宿泊研修のデメリットは「通常の研修よりも費用がかかる」「スケジュール管理が難しい」ことです。
ここでは、それぞれのデメリットについて解説します。宿泊研修は、デメリットも把握したうえで開催を検討しましょう。
通常の研修よりも費用がかかる
宿泊研修は、通常の研修よりも費用がかかるのがデメリットです。
宿泊施設では会議室の使用や宿泊、食事、懇親会などの費用のほか、社員や講師の移動に伴う交通費が発生します。また、研修で必要になる資料・機材などの運搬やレンタル費も必要です。
アクセスが良いホテルの場合、使用料は高い傾向にありますが、交通費は抑えられます。自然に囲まれた施設は使用料は抑えられますが、移動や運搬にかかる費用は高くなります。研修の種類や期間などを考慮して、バランスの良い方法を検討しましょう。
スケジュールの調整が必要である
参加する社員や研修担当者それぞれで通常業務があるため、スケジュールの調整が難しいのもデメリットです。また、講師も社内・社外問わず、スケジュールを調整する必要があります。
宿泊研修の期間中は施設内で過ごすことになるため、通常業務を行えません。社員は、研修に合わせて業務を片付けたり引き継いだりする必要があります。
宿泊研修は、年間予定を通知できるように余裕をもって計画しましょう。また、同じ職場や部署から参加者を選びすぎないなどの配慮も必要です。
宿泊研修施設の選び方4選
宿泊研修施設の選び方としてポイントになるのは、以下の4つです。
・設備が整った貸し会議室がある
・アクセスや利便性が良い
・温泉など気分転換できる環境がある
・飲食施設がある
ここでは、それぞれのポイントについて解説します。
設備が整った貸し会議室がある
効果的な研修にするには、設備が整った貸し会議室がある施設を選びましょう。
内容や規模にもよりますが、研修では参加者全員が見るためのプロジェクターやホワイトボード、音響設備などが必要です。パソコンや機材をつなげるためのWi-Fi環境も欠かせません。設備が整っていない場合は、会社から費用をかけて機材を運び込む必要があります。
また、参加者が余裕をもって研修を受けられるスペースの確保も重要です。圧迫感がある会議室では、長時間の研修がストレスになります。
アクセスや利便性が良い
アクセスや利便性の良さも重要です。交通の便が良く、参加者がスムーズに集まれる場所を選びましょう。
研修施設までの移動は、参加者のモチベーションにもかかわります。会社によっては全国各地から集まるため、アクセスが悪い場所では参加者の負担になるのです。また、参加者によっては前泊が必要になるケースもあるので、コストもかかります。
参加者に「移動が面倒」という印象を与えてしまっては、研修に集中させられません。施設を選ぶときは、主要駅の近くなどのアクセスや利便性の良い場所を選びましょう。
温泉など気分転換できる環境がある
気分転換できる環境があるのかも、宿泊研修施設を選ぶポイントです。
宿泊研修は施設に缶詰状態で行われるので、気分転換できる環境がないと参加者は研修に集中できません。心身共に疲労を感じさせてしまっては、不満を抱かせる原因になります。
温泉やマッサージなど気分転換できる設備・サービスがあれば、研修の疲れを癒やせるだけでなく、モチベーションの維持も期待できます。また、ジムなどで軽い運動ができれば、リフレッシュしてもらえるでしょう。
飲食施設がある
レストランやカフェなど、飲食施設がある宿泊研修施設を選ぶのもポイントです。
レストランがある施設なら、おいしい食事を参加者に提供できるので、モチベーションアップにつながります。カフェがあれば、参加者が一息つくこともできるでしょう。懇親会を開催する場合でも、飲食施設がすべて準備してくれます。
また、飲食設備があれば食事の手配に苦労しません。飲食設備がない場所では、1日3食分の食事を手配する必要があります。飲み物も持ち込まなければなりません。
宿泊研修は多彩な規模に対応できるプリンスホテルで
宿泊研修施設をお探しなら、ぜひプリンスホテルをご利用ください。プリンスホテルにはさまざまな研修規模に対応できる複数の会議室や宴会場があるので、参加人数や目的に合った研修会場の確保が可能です。
研修に必要なテーブル・イス、プロジェクターやホワイトボード、ウォーターサーバーなども準備しています。ネット環境が必要な場合でも、Wi-Fiや有線による接続環境の確保も可能です。
全国に40以上の拠点があるプリンスホテルは、環境の異なるさまざまなホテルを展開しています。アクセスの良い都市型ホテルや非日常的なリゾートホテルなど、研修の目的によって選ぶことが可能です。
また、プリンスホテルでは、宿泊と食事を確保できる研修プランも用意しています。ホテル内ですべてが完結できるので、より研修に集中できるでしょう。
まとめ
宿泊研修には、研修を効果的にすることや社員同士の交流が深まることなど、さまざまな目的・メリットがあります。研修により社員同士につながりができれば、社内の風通しも良くなり、通常業務へ良い効果も期待できるでしょう。
ただ、宿泊研修施設の環境が整っていなければ、参加者はモチベーションを維持できません。
宿泊研修施設を選ぶポイントは「研修に必要な設備があるか」「アクセスや利便性は良いか」「参加者がリフレッシュできる環境があるか」「食事を準備できる施設があるか」です。しっかりとした環境がある宿泊研修施設なら、効果の高い研修を開催できます。
プリンスホテルでは、目的や規模に合わせた宿泊研修施設の提供が可能です。研修プランも用意していますので、まずはお気軽にお問い合わせください。