新型コロナウイルス感染症の感染拡大以降、対面での会議や社員研修を避けてオンラインで対応する企業が増加しています。しかし、会議や社員研修の内容によっては、対面でないとむずかしいこともあるでしょう。 「そうはいっても理想的な会場が見つからない」「感染対策をどうすれば良いかわからない」というときは、会議や社員研修の会場にホテルを利用してはいかがでしょうか。 会議や社員研修の会場にホテルを利用するということに、ピンと来ない人もいるでしょう。しかし、実はホテルには、コロナ禍で対面の会議や社員研修を開催するための理想的な環境が整っているのです。 今回は、コロナ禍で会議や社員研修を開催する際にホテルを利用するメリットや、ホテル宴会場の感染対策などについて詳しく解説します。 コロナ禍で対面の会議や社員研修を行うにはどうすれば良いかお悩みの人は、ぜひご覧ください。
コロナ渦の会議・社員研修にホテル宴会場がおすすめの理由 3選
コロナ禍で対面の会議・社員研修を行うには徹底した感染対策が必要で、会場選びに苦慮している担当者も多いでしょう。
いろいろな貸会議室や研修施設を比較してみたものの、なかなか良い会場が見つからないというときには、ぜひホテルの宴会場の利用を検討してみてください。なぜコロナ禍の会議・社員研修にホテルがおすすめなのか、主な理由を3つ紹介します。
①ソーシャルディスタンスを十分に確保できる
コロナ禍の会議・社員研修会場にホテル宴会場をおすすめする理由のひとつが、ソーシャルディスタンスを十分に確保できることです。
ホテルには大小さまざまな会議室や宴会場があり、なかには数百人以上を収容できる大宴会場を備えているホテルもあります。そのため参加人数が多くても、参加者同士の距離を2m以上、最低でも1m離すことが可能です。
プリンスホテルなら複数の会場や利用して参加者を分散させ、メイン会場の様子をオンラインで中継するなど、ウィズコロナの新たな形の会議や社員研修を開催することもできます。
②移動や休憩の時も「密」になりにくい
会議や社員研修の際に、会場の感染対策に力を入れる企業は多いのですが、移動や休憩場所の感染対策を見逃していることがあります。
しかし、ホテルであればお客様が安心して滞在できるように、館内全体で感染対策に取り組んでいるため、開催者が手間をかけなくても常に「密」になりにくい状態をキープすることが可能です。
プリンスホテルでは従業員がお客様を誘導したり、レストランでテーブルの間隔を広く取ったりすることで、人と人とが自然に距離を取れる工夫をしています。
また、館内全体の消毒や換気の徹底、消毒設備の設置、検温の実施などの感染対策を徹底しているため、安心してご利用いただけます。
③座席レイアウトを自由に設定できる
コロナ禍での会議や社員研修では、座席のレイアウトも重要です。参加者がソーシャルディスタンスを確保できるよう配慮して、机やイスを並べる必要があります。
結婚式や宴会などに慣れているホテルであれば、感染対策を意識したレイアウトの提案やセッティングができるので、開催者がレイアウトで頭を悩ませる必要がありません。
プリンスホテルでも、参加人数に合った会場やレイアウトの提案やセッティングを行っています。さらにオンラインで下見や打ち合わせ、会場の予約などができるため、ホテルに出向くことなく会場準備を完了できます。
ホテル宴会場の感染対策 5つの取り組み
ソーシャルディスタンスを保ちやすく、コロナ禍での会議や社員研修の会場として理想的な環境が整っているホテルですが、それ以外の感染対策がどうなっているのか気になる人も多いでしょう。
そこで、プリンスホテルの取り組みを例に、ホテル宴会場の主な感染対策についても紹介します。
①換気を定期的に行う
厚生労働省の発表によると、換気の悪い密閉空間では、クラスター(集団)感染が発生するリスクが高まるとされています。クラスター感染のリスクを軽減するには、1時間に2回は換気を行い、空気を入れ替えなくてはなりません。
そこでプリンスホテルでは、 宴会場だけでなく、館内全体でこまめな換気を徹底しています。また、空調調和設備の基準をクリアするために、定期的に清掃・点検・整備を実施して、維持管理に努めています。
②検温を実施する
新型コロナウイルス感染症の症状はさまざまですが、「発熱」の症状が出る人が多くいるようです。そのためプリンスホテルでは、従業員はもちろんお客様にも検温にご協力いただき、発熱の症状が見られる場合は入場をご遠慮いただくことで感染予防に努めています。
会議や社員研修でご利用の場合は、受付や会場の出入り口にサーモグラフィを設置することも可能です。
ただし、サーモグラフィは台数に限りがあり、お客様に運用していただく必要があります。サーモグラフィの設置を希望する場合は、事前にご相談ください。
③宿泊者と移動動線を分ける
プリンスホテルの会議室や宴会場は、宿泊なしでも利用可能です。外来のお客様と宿泊者との移動動線は分けてあり、従業員がお客様を誘導することで、必要以上に他者と接触することがないよう配慮しています。
会場への入退場時や着席時にもできるだけ2m、少なくとも1mの距離が取れるように、会場内の動線・レイアウトも感染対策を考えたものになっているので安心です。
また、他者との接触をできるだけ避けつつ会場の雰囲気を味わえるよう、メインの宴会場の様子を客室に配信するプランも用意しています。
④各座席にアクリルパーテーションを設置する
厚生労働省の発表によると、新型コロナウイルス感染症の主な感染経路は「飛沫」と「接触」だとされています。
咳やくしゃみだけでなく、近距離での会話によっても飛沫感染する恐れがあることから、プリンスホテルの宴会場では各座席や参加者受付にアクリルパーテーションを設置しています。必要に応じて感染対策グッズをレンタルすることも可能です。
さらに、受付担当者には手袋を着用していただく、飲み物はペットボトルで提供するなどして、できる限り飛沫や接触を避ける対策も行っています。
⑤アルコール消毒を強化する
新型コロナウイルスは、手指の洗浄やアルコール消毒液によって除菌・消毒できるとされているため、プリンスホテルでは従業員やお客様、館内のアルコール消毒を強化しています。
従業員は就業前に検温・手洗い・手指のアルコール消毒を行うよう徹底しており、ホテルや宴会場の出入り口にはアルコール消毒設備を設置しているため、お客様も定期的に手指を消毒することが可能です。
さらに、ドアノブやエレベーターのボタンなどもこまめに消毒し、会議や社員研修で使用するマイクも都度消毒、または差し替えています。
ホテル内レストランでもソーシャルディスタンスを確保
長時間の会議や社員研修を開催する場合は、参加者の食事が必要になるでしょう。感染対策を徹底しつつ、参加者が満足できる食事を提供したいときにもホテルを利用するのがおすすめです。
たとえばプリンスホテルでは、ホテル内のレストランでも感染対策を徹底しており、ソーシャルディスタンスを確保できるようテーブルの間隔を最低1mは空けるようにしています。
また、レストラン入場時にはお客様の検温と消毒を実施し、お客様が入れ替わるごとにテーブルやイス、備品を消毒しているので安心して食事を楽しめます。
まとめ
コロナ禍で対面の会議や社員研修を開催するには、感染対策がかかせません。ホテルを会場にすれば、大小さまざまな会議室や宴会場から会場を選べるので、参加者のソーシャルディスタンスを確保しやすくなります。
また、ホテルは宿泊者が安心して利用できるよう、館内全体で感染対策を徹底しているため、食事や休憩の際にも開催者が手間をかけることなく感染対策ができます。
コロナ禍でも対面の会議や社員研修ができないかと考えている人は、ぜひ会場としてホテルを検討してみてください。